江戸時代の淀川を行き交っていた船は三十石船 という、船員4人、乗客28人を運ぶ客船やった。船が枚方宿に差し掛かると、「酒くらわんかー!餅くらわんかー!」と声を掛けながら、小さな舟が食べ物なんかを売りに近づいてくる。枚方宿名物の「くらわんか舟」や。「粗言御免 」、つまり粗野な物言いをしてもお咎めなしという免状が与えられていたそうで、これも枚方宿の名物やったとか。鍵屋資料館では、当時のくらわんか舟を再現したリアルな模型を展示。三十石船の乗客とくらわんか舟の売り子とのやりとりを、おもしろおかしく物語仕立てにした映像(ミラービジョン)も見られるで。船の上で煮炊きした出来立ての料理を、旅先の船の上で食べるなんて、格別の味わいやったやろうなあ。
※これは2022年3月現在の情報です。
- 住所:枚方市堤町10-27
- アクセス:京阪本線枚方公園から徒歩5分
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