大阪市内の繁華街にほど近く、観光アクセスに非常に便利な立地。そんな都会の真ん中で全室和室という老舗旅館で泊まるっていうプランはどうでしょう? 現在の建物は1983年築だけど、実は創業1954年という深い歴史をもつ。
この旅館の1番の楽しみといえば、晩ご飯が「たこ焼き」ってこと。目の前で焼いているところを見られるから、まるで大阪の友人宅へ遊びにきたみたい。このたこ焼きをメインにした懐石料理が人気やねん。「夕飯は外食じゃなくて、旅館でゆっくり食べたい。でも大阪らしいものを食べたい」って方にピッタリやろ?
部屋のタイプは4つあって、人数に合わせて部屋の大きさを選択可能。最小1人、最大6人まで1部屋に入れるから、個人だけじゃなくてグループで来ても一緒に泊まれる。中には、窓から石が敷き詰められた小さな庭園が見れるお部屋もあって、 ここが大都会の真ん中とは思えない。しっぽり・ほっこり落ち着かせてくれる。
「現在の良さを残しつつも、変えるべきところは変えていかないと。変えるのはちょっと寂しいけど…。」と、若干の物悲しさを交えて語るのは、3代目の倉本久昭さん。道頓堀を含む大阪のミナミエリアはインバウンド客も多く、 街が猛スピードで変わっていく。時代の変化に対応しながら、伝統と個性的な魅力を守ろうとする、そんな旅館だった。※2024年3月時点の情報です。(R.N)
- 住所:大阪市中央区島之内2丁目11-7
- アクセス:OsakaMetro堺筋線長堀橋駅から徒歩約8分/OsakaMetro御堂筋線心斎橋駅から徒歩約16分
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