美とストーリーで巡る 魅惑の泉州レトロ紀行

永代常夜燈 暗い時代を明るくしたいという願いを伝える「永代常夜燈」

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永代常夜燈 暗い時代を明るくしたいという願いを伝える「永代常夜燈」

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堺市のほぼど真ん中、宿院の交差点に立つとな、東側に本道を挟んで左右に2本、自動車や通行人を見守るように立派な常夜燈が2本建ってんのが見えんねん。側面には天保五年とあるから、1834年にできたということやね。台座には左に海と書いて左海(さかい)、これは堺の地名の由来の一つともいわれとってな、京の御所に向いたとき、左に海がある土地やからやとか。その下には「たばこ」「庖丁鍛冶」とある。煙草の葉を刻む包丁が、この辺りで盛んに作られとってん。当時は天保の大飢饉の真っただ中で、世の中は随分暗かったはずや。そんな時代を明るく照らしたいという願いが、この常夜燈に込められてたんかもしれへんね。※これは2022年7月現在の情報です。

住所:堺市堺区大町西1
アクセス:阪堺線宿院停留場下車すぐ

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