昭和の街を歩く。昔の趣きが息づく街 中崎町界隈

中崎昭和喫茶『ニューMASA』 先代オーナー時代に常連だったお客が今のオーナー。 古き良き昭和喫茶を、受け継いで繋いでいく。

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昭和の街を歩く。昔の趣きが息づく街 中崎町界隈

中崎昭和喫茶『ニューMASA』 先代オーナー時代に常連だったお客が今のオーナー。 古き良き昭和喫茶を、受け継いで繋いでいく。

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昭和50年前後、この界隈では一気に喫茶店が増えた。当時は、女性たちが社会に進出し始めた時代で、“女性が1人でも経営できる” のが喫茶店、っていうのが、その理由だったらしい。それから約50年。時を経て、高齢になったオーナーさんらが引退し、多くの喫茶店が廃業になる中、常連だった片牧さんが、先代から「ちょっとやってみる?」なんて軽い調子で、この店を譲り受け、『ニューMASA(マサ)』としてリニューアルオープンし、今に至っているんやって。そのとき、いくつか条件があって、その1つに「初代店主の時代からの豆を使った珈琲を提供すること」っていうのがあったんや。その豆っていうのは、明治時代の東京・銀座で、国内初の喫茶店で使用していたもの。そんな伝統の味をどうしても後世に残したかったんやろな。看板メニューはその名も『昭和ブレンド珈琲』。1杯ずつ丁寧に淹れてくれる珈琲の香りに、全身がフワッと浮きだつ。そして深~くほろ苦~い味わいが胸一杯に広がる。片牧さんのアイデアで「深い珈琲」と「濃い珈琲」なんていうのもあるから、その違いを楽しんでみたら、なかなかの珈琲ツウになれそうや。1杯の珈琲で、心豊かな時間をゆったりと味わう。昭和喫茶ならではの楽しみ方が、恋しくなったら、この店に足、運んでみてな。※2024年2月現在の情報です。(I.R)

住所:大阪市北区中崎西1-1-16
アクセス:OsakaMetro谷町線中崎町駅から徒歩3分

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