京阪電車樟葉駅を出てすぐ目の前にそびえる、巨大ショッピングモール「くずはモール」。昭和47年に日本初の広域型ショッピングセンターとして開業し、樟葉駅周辺のニュータウンに住んでる人たちから親しまれていたんや。そんな「くずはモール」が2005年にリニューアル後、2014年に第2期グランドオープンする際、初代「くずはモール」にあった「汽車の広場」を彷彿させる“広場”を開設。それが「SANZEN-HIROBA」やねん。
「SANZEN-HIROBA」では、車両のデジタル動態保存のほか、京阪電鉄の沿革、全駅の現在と過去とを比較する写真、京阪沿線を再現したジオラマなどが展示されてるで。見どころの一つは、テレビカーとして一世風靡した旧3000系車両。実際に、運転席に座って運転体験ができるから、上手に走らせることができるか腕試しをするのも楽しみの一つやな。もう一つの見どころは、ホームドアの導入に伴って引退した5000系車両の復刻展示。座席を上下に動かすことができて、ラッシュ時には座席を上げて5扉車になるというユニークな車両や。京阪ユーザーなら、「ラッシュ時には5扉になる電車」って思い出すんとちゃうやろか。
明治43年、天満橋-五条間の開業を皮切りに、沿線の開発、悲願の淀屋橋までの延伸、ショッピングモールの開業に取り組んできた京阪電車。その歴史を壁三面にわたって掲示する年表は圧巻。旧3000系だけでなく、8000系、2600系の運転シミュレーターもあり、電車好きには何時間いても飽きないスポットや。京阪ユーザーにとっても、懐かしい車両と再会できる喜びが待ってるで。※これは2023年10月現在の情報です。(O. A)
- 住所:枚方市楠葉花園町15-1
- アクセス:京阪本線樟葉駅から徒歩すぐ