その昔、南蛮貿易の商港として栄えた堺。舶来品の中には、胃薬や風邪薬の生薬としても使われた肉桂(ニッキ)、今でいうシナモンもあったそうや。創業200余年の八百源来弘堂本店は、このニッキを口にしやすくするため、餅に混ぜて、こしあんを包んで提供したんやて。それが「肉桂餅」の始まり。「小豆を焚く火加減や、薪のくべ方などを祖父から教わったんです。この箱の図柄を考えたのも祖父ですわ…」と6代目の岡田巧さん。可愛らしい南蛮行列の絵やけど、どこかハイカラな感じが漂うとるな。 ※これは2022年6月の情報です。

住所:堺市堺区車之町東2丁1-11
アクセス:阪堺電軌阪堺線花田口駅から徒歩約3分、南海本線堺駅・南海高野線堺東駅から徒歩約20分
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