セルロイドは世界初の人工プラスチック。大正から昭和にかけて、成型のしやすさと色・柄の多様性で、櫛や人形、万年筆の軸など様々な日用品に用いられた。大阪セルロイド会館は、1931(昭和6)年、大阪輸出セルロイド櫛同業組合によって、事務所と輸出検査場を兼ね備えた“櫛会館”として建設されたんや。第1期建設の北館は、L字型建物の角が曲面となっていて、4本の柱とその間の細長い窓が特徴的。北館から受ける柔らかな印象はセルロイドの柔軟性を連想させるなぁ。第2期建設の南館は、角を隅切りした直線的なデザイン。対照的な2つの表情を楽しむことができる。※これは2022年10月の情報です。
- 住所:大阪市東成区大今里西2丁目5番12号
- アクセス:OsakaMetro千日前線今里駅から徒歩約5分 ※見学には事前の申し込みが必要です。
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