小鯛や焼穴子、海老や玉子が彩りよく並ぶ箱寿司。焼穴子をほおばってみると、香ばしい穴子とタレの甘さ、寿司飯の酢加減が何とも絶妙な味わい。きっと数多くの美食家を唸らせてきたんやろな。天保12年(1841年)、吉野屋がここ淡路町で寿司屋を始め、3代目の時にこの箱寿司を考案したそうや。その技と心意気を受け継ぐ7代目の橋本卓児さんは、「折箱にすき間なく詰められているこの形こそ、『寿司詰め』の語源ですわ」と教えてくれる。明治・大正と船場の旦那衆が手土産に重宝したという大阪の味は、今も変わらず粋で贅沢やなぁ。※これは2023年4月の情報です。
- 住所:大阪市中央区淡路町3-4-14
- アクセス:OsakaMetro淀屋橋駅から徒歩約3分
投稿されたコメント
投稿フォーム