お弁当言うたら、幕の内弁当は外せへん。こちらの「元祖幕の内」を作っているのは、道頓堀の久左衛門町で明治35年に創業した「かなたに」。その昔、道頓堀に連なっていた芝居小屋で、役者が幕間に食べたから「幕の内」と呼ばれたという説もあるんや。「明治の頃は、大阪湾でなんぼでも魚が穫れたから、焼魚や練もんが多かった」と4代目の金谷直樹さんが先代のエピソードを語る。俵型のご飯に、紅鮭の塩焼き、里芋田楽など甘いもん辛いもんが多彩に詰められた幕の内弁当。戦後に加わったカレー風味のコロッケは、パンチのある名脇役といったところか。※これは2023年4月の情報です。

住所:<大阪タカシマヤ 地下1階>大阪市中央区難波5-1-5
アクセス:OsakaMetroなんば駅・近鉄大阪難波駅・南海なんば駅から徒歩約1分
https://www.kanatani.jp/

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